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2007年12月31日 (月)

東海道ウォーク ~二宮-小田原~

2007年11月1日(木)


 出張中、ぽっかり時間があいてしまったので、半日を利用して 二宮から小田原まで、できれば箱根湯本まで行きたいと思います。しかし、ここんとこ連戦続きでバテてしまい、二宮駅についたのが11:00でした。品川から結構遠い。




 二宮駅を出発。今日はスピードウォークに徹します。(11:05)

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 まもなく押切坂を越えるのですが、坂という意識もなく通過。日本橋から18里という一里塚あとがありました。あとで調べてみると、旧道は国道から一歩上がったところを走っていたようで、気がつかなかった(11:16)。

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 ・・・とここまで書いてきて、あまりに記憶がないのでWEBで写真を探していたら、WEBアルバムに大量の写真を掲載されている方がいました。それによると、一里塚跡から左(西に向かって)の住宅のなかの道が旧東海道で、あー、それなら通った!住宅街を抜けて急坂になっていて、その坂も見覚えがある!写真数枚をみて、記憶が蘇ってきました。見覚えがないのは道祖神で、これはスピードウォークのせいの見落としで、この記憶は蘇りませんでした。
 終ってから思うのもなんですが、このスピードウォークも考えないと。どうもありふれた細かいところを見落としているが、そこがかえって、記憶をたどってこれる。歩く目的の一つは、その土地土地の空気みたいなものを体験することにあるんですが、今のままでは単に歩いたということに終りかねない。そのために写真も、気がついたらバンバンとっていかないと。しょうもない、といったら失礼だけど、名所旧跡以外のなにげない写真をあとでみるとその土地の空気が伝わってくる気がしています。

 押切川という小さい川を渡ると海岸が近くなるんですが、高速道路(バイパス)が走っているので海は見えません。
 途中、史跡・車坂の案内板がありました。太田道灌の歌として、

  鳴神の声もしきりに車坂 とどろかしふるゆふ立の空

というのが紹介されていました(後日、WEBの写真を見て確認)。あと、源 実朝の歌もありました。こういう細かいところが落ちてしまうんです。当日は、そのままぶっ飛ばしでいて、国府津の駅も気がつきませんでした。
 親木橋を過ぎると東海道はJR線から離れて南へ振るようになります。途中、小八幡あたりで一里塚というバス停がありましたが、一里塚跡もないようでした。

 酒匂川の手前に立派な黒塀のお屋敷があって、いったい何だろうと思っていたら社会福祉法人ゆりかご園、と看板に書いてありました。しかし児童養護施設にこの建物は?と思って調べてみると、旧川辺本陣であるそうです。どうりで立派な建物だ。

酒匂橋からは箱根の山々が一望できました。やっと小田原 の町に入ります(12:37)。Imgp2010

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 さらに行くと道は山王川を渡りますが、このあたりには小田原城曲輪跡や山王神社があるようですが、見落としです、というより、はなから行こうとは思っていなかった。わずかに、歩道橋の向こう側に「文部省指定史跡 小田原城址・江戸口見付跡」の標柱を見つけましたが、パス。

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 その前に写真の神社を過ぎたはずですが、これがどこにあってどんな名前の神社かが思い出せない。

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 浜町の交差点-新宿-唐人町と過ぎていって、まだ1時過ぎなので、湯本まで行こうと思えばいけそうなのですが、なんだ かやる気がなくなってきて昼食を食べながら考えることにしました。とりあえず小田原駅前に行きます。国際通りを北に行きますが、平日のお昼過ぎなのにガラガラでした。シャッターもほとんどしまっている。定休日なのかそれとも、そもそも人がいないのいか?

 銀座通りまできてやっとにぎやかになってきました。見覚えの あ る駅前をブラブラしてレストランで昼食としました。このレストランも今となっては覚えていない。

 案の定、ここでウォークは取りやめ、箱根湯本は次回に回すことにしました。
 どうも忘却のかなたのウォークでした。反省!

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