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2008年3月 9日 (日)

東海道ウォーク ~小田原-箱根湯本~

2007年11月7日



 東京出張の合間に少し詰めておこうと思いますが、お昼過 ぎまでしか時間がとれません。がんばって早起きして、と思ってましたが、やはり朝起きは通常の時刻。横浜からJRに乗換えましたが結構混んでいて、結局、平塚までたっていました。もう疲れた!それでも8:20分頃、小田原着。 
 まずは錦通りの喫茶店でモーニングとあいなりました。出てきたモーニングセットを見て、「あれ、これ食べたことある!」どうも入ったことのあるような雰囲気だと思ったら、1週間ほど前、両国でモーニングを食べたシャノアールというチェーン店のようでした。おいしくいただきましたが・・・




 銀座通りを通って国際通りに出て、本町近くにある龍宮神社へ行ってみようと思っていたのですが、大工町を通り過ぎて浜町までいってしまいました。あとで気がついたんですが、それなら竜宮神社はすぐ近くだったのに。戻ることばかりに気を取られて忘れてしまいました。

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【龍宮神社が分からない】
 小田原の地図をみていて、海岸沿いに、「竜宮神社」と「龍宮神社 」というのがあって、気になっていたので、行ってみたいと思っていたのでした。
 東海道を本町に戻る途中、仕事で工場に2回電話。しかし、出んわ。 気分転換に、まず海岸に行ってみます(9:10ころ)。 Imgp2145

  御幸の浜というようです。西の方をみると、山が海に迫り出しています。真鶴のほうでしょうか?みた限りでは、箱根の峠越えをするより、海岸沿いの山の中腹を巻いて道を作ったほうがよいかな?と思いましたが、難しかったんでしょうな。昔の街道は海岸べりを通るよりもり山に入ることの方が多いようです。

 さて、龍宮神社ですが、これがわかりにくい!地図では至近距離にあるはずなのに、道がわからない。結局、蒲鉾屋さんの駐車場を通りこして、 石垣を飛びおりて行きました(9:20ころ)。

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 龍宮神社はあるにはありましたが、取りつくしまもなく、写真だけ撮って帰りました。正規の道は民家の軒先を通るような狭い道でした。これは分からない。結局、竜宮神社のほうも断念しました。(次回にでも)
 このあたりは蒲鉾屋さんの店・工場がやたら多いです。かなり気をそそられますが、これから歩くので・・・これも次回回しです。

【城下町いろいろ】
 本町の東海道が直角に右折しているところ(鍵の手)に、なりわい交流館があります。海岸へ出る時はまだ開いてませんでしたが、ちょうど店開きしたところのようです。元は、江戸時代の旅籠で、大正時代は魚網の問屋として栄えたそうです。この辺は、昔から海の幸を活用したななりわいが盛んで、現在は、そのなりわいの紹介や観光案内、お休み処として利用されています。
 このあたりは小田原城の真南になります。街道沿いには、いかにも目を引かせるためのお城デザインの建物があって、よく東海道歩きのサイトに出てくる「ういろう本舗」がありました。500年の伝統を誇る日本最古の薬屋だそうで、元から亡命した陳廷祐の中国での官名が礼部員外郎(ういろう)であったことから、ういろうと名乗り、薬を製造販売したのが始まりとのことです。その息子の大年宗奇になり、朝廷の賓客向けもお菓子も作るようになり「お菓子のういろう」と呼ばれました。お菓子のういろうは今も製造販売されています。
 さて、名古屋の青柳ういろうや京都の五建外郎(これは、ういろ と言い切る)もこの「お菓子のういろう」がルーツか?と思って調べてみると、どうやらそのようです。要は、米や蕨、小麦粉などの粉に砂糖を加え蒸して作ったお菓子がういろうであって、小田原の「お菓子のういろう」が最初のようでした。 別にどうでもいいんですが、私は五建ういろがベストと思いま すが・・
 そのういろう本舗の向かい側あたりには、メガネスーパーの本社もありました。

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 さらに、国道沿いには写真のような建物が。鉄鋼商社のようですが、鉄鋼屋さんらしく、緑青葺の屋根が美しく、壁もそれらしくキリッと仕上げられて美しい。少なくもお城デザインよりも城下町によく似合うと思います。

【箱根道】 
 箱根登山鉄道のガードをくぐると東海道はいよいよ箱根に向かいます。(9:50ころ)

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 板橋を過ぎ、風祭へとゆっくり登っていきます。

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 風祭にはかまぼこ博物館、箱根ビール蔵などがあって本 当は ゆっくりしたいところです。   

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 「ここから先は 歩道がありません」といわれても(10:13)・・・

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 狭い峪に、国道、箱根 登山鉄道、小田原箱根道路、早川が併走 していて、旧街道の面影はないです。

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 西の山の中腹には自動車道路が走っていて、と思って調べてみたら、箱根ター ンパイクという観光有料道路(一般自動車道)で 、小田原市から 箱根町を経由し、湯河原町に至る、延長15.782kmの「私道」で、箱根ターンパイク株式会社が保有・運営しているようです。なお、命名権が設定されていて、東洋ゴム工業が権利をもち、2007年3月1日から「TOYO TIRES ターンパイク」に名称が変更されているようです。ついこないだではないですか。「私道」というのは知りませんでした。
 入生田には、地球博物館があります。ちょっとのぞいてみたい気もしますが、今回は時間が限られているので、パス。

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 ようやく旧道らしい道があってそちらに移動しました。国道沿いはうるさくてかなわん。こんなところにもアパートがあって、通勤している人もいるようです。

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 歩きだしたと思ったらまた国道 に合流し、国道に合流したと思ったら 三枚橋にでました(10:40ころ)。

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◆三枚橋の上から

 ここから湯本駅にはいかずに、温泉街の道を行けるところまで登って みることにしました。

【箱根旧街道】
 三枚橋からの温泉街の道が旧街道のようです。これがキツイ。おまけにタクシーやマイカーがびゅんびゅん通って歩きにくいです。途中、 白山神社とか正眼寺、蘇我兄弟の生家がありましたが、見る気がしませんでした。

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 危うく一里塚跡も通り過ぎるところでしたが、とりあえずケータイで写真。後でみたら、写真がピント外れでした。

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 台の茶屋というところまで来ると、箱根の山(二子山?)が大きく見 えるようになりました。しかし、まだまだ遠い。

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 結構疲れたし、お昼も近くなったので、ちょうどあったホテル(箱根湯本温泉ホテル別館)でコーヒーを注文し、大休止(11:00ころ)。そのままリタイアとあいなりました。帰りはバスであっと言うまに坂を駆けおり て箱根湯本駅につきました。

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 もらった観光マップによると、台の茶屋から降りていくところに旧街道石畳や馬の水飲み場があって、後日ゆっくりと散策しながら再チャレンジしたいと思います。

(つづく)

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