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2009年5月24日 (日)

細切れ道草・東高野街道(4) 瓢箪山-六万寺

 2009年4月 5日 その1


Inari

 桜満開の4月5日,東高野街道のつづき,瓢箪山から主に八尾市を歩きます。目標は古市ですが,靴の調子によっては途中でやめるかも。
 ほぼ真っ直ぐの府道なのでおもしろくはないと思いますので,せいぜい横道で道草をするつもりです。



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【瓢箪山稲荷】

 だんだん家から遠くなって,もう10時です。これから先が思いやられる。
 まずは瓢箪山稲荷に立ち寄ります。なぜ瓢箪山というのか!これがよくわかりました。そもそもこの稲荷社は,古墳時代の6世紀はじめの造営とさ れる双円墳の瓢箪山古墳の西斜面に西向きに社殿がたてられているからです,双円墳なので瓢箪型の山になります。

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 社殿自体は比較的新しく,天正十一年(1584年)豊臣秀吉が大坂城築城にあ たり、築城地から見て辰巳の方角にあたる、この地に金の瓢箪を埋めさせ、伏見桃山城から『ふくべの神』を分霊し、守護神として祀らせたのが、創始であると伝えられています。 ご祭神は若宇迦乃賣命(保食神)です。また,日本三稲荷の一つでもあります。

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 拝殿・本殿を中心にぐるっと回れるようになっていて,あるわあるわ,たくさんの祠があります。左から回って順番に写真を乗せておきます。パスしたのもあると思いますが。

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 本殿の奧に祭神である保食大神を祀る戸川神社という名の石造の祠があります。瓢箪山稲荷神社の祭神も保食神ですから、この祠と本殿との関係 はどうなっているの ?ダブルでお祀りなのでしょうか?このあたりがよく分かりません が,別にそんなことは無頓着に,ご利益のありそうなのをなんでもかんでも集めた感じがします。エエヤン,プラス思考で。

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 またここは,辻占の総本社としても知られています。ボクは 知りませんでしたが・・・『江戸時代から近くの東高野街道において辻占いの風習があったが、明治時代初めごろに宮司が「辻占」を創始し、「 淡路島かよ ふ千鳥の河内ひょうたん山恋の辻占」として日本全国に知られるようになった』と由緒書きにはありました。もらった しおりをみると,「辻占」予約制とあって,いまでもやってるんですね。ここの辻占はおみくじ辻占で,やきぬき・あぶりだし・おみくじの3種類が入っているそうでサンプルが印刷さ れてありました。また,餅花ひょうた ん辻占笹という,餅花の代わりに小さなひょうたんが飾りつけてあり,その中におみくじ辻占の入ったものもあるそうです。

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 なお,駅前のアーケートにもひょうたんが飾ってあり,ここをジャ ンジャモールというようです。塗装がはげかけた渋い案内板にかいてありました。

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【遺跡の街東大阪】

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 商店街を出ると旧街道は車道になりますが,一応歩道があ るので楽です。安堂まで8kmらしいので足の(靴の)調子がよければ,古市まで行きたいものです。

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 東大阪市も埋蔵文化財センター・ふれあい発掘 館というのがありましたが,やむなくパス。すぐに縄手遺跡の説明板がありました。このあたりも古代というより,縄文・弥生時代の遺跡がたくさんあるようで す。「石切編」で調べものをしていたときに出てきた,埋蔵文化財センターというのはここのことなのか。

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 下六万寺のバス停のところで,分岐する道があって,細いほうが旧街道と思いましたが,この道もちょっとで,すぐに府道に吸収されます。とりあえず府道177号を歩くしかありません。

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(つづく)

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