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2015年5月 2日 (土)

■鯖だけではなかった鯖の道

2015年4月26~28日



 「京は遠ても十八里」
 若狭・小浜商人の余裕さえ感じられる言葉だが、一介のウォーカーにとっては「72kmは遠いわ!」
 小浜から京まで、一塩した鯖を背たろうて、一昼夜で(仮眠はするにしても)駆け抜けるのだからあきれてしまう。
 久しぶりの街道歩きであるが、こちらはそんなことは考えずに2~3日で歩こうと思う。
 コースは数ある鯖の道のなかで、小浜-遠敷―針畑越(根来越)―針畑谷-桑原―丹波越-三国岳-久多―オグロ坂-八丁平-尾越-大見-大見尾根-花背峠-鞍馬-出町の最も?正統的なコースである。
ただし、
1)小浜-遠敷はちょっと省略、
2)丹波越からクラ谷下りは道が不明なので、三国岳に迂回する、
3)鞍馬-出町は通しでなく別途あるく。
こんなヤワな条件つきとする。

◆GoogleMap 手動で拡大縮小してください

 10年近く前から温めてきた企画であるが、延ばし延ばしで今になった。最近、『百年前の山を旅する』(東京新聞)服部文祥著 を読んで、やっぱり歩いてみないと・・・と思った次第なのだ。

P1050222cut
◆根来越(針畑越)
おかしい!ちゃんと画像ファイルは指定アドレスにおさまっているはずなのに表示されない。あらたにアップロードしようとしてもできない。

 さらに・・・・
1)根来峠は行ったことはあるが小浜側からの峠越えはしていないので通しで歩く、
2)八丁平、峰床山は行ったがオグロ坂は登っていないので登ってみる(踏破後調べると、登っていた!、おまけに三国岳も登っていた!)、
3)道中、生杉、久多、尾越など懐かしい名前が出てくるので、各地の今を体感したい、ということを目的とした。
 計画の過程でいろいろ調べていると「丹波越」というのがどうもよくわからない。峠までは道があるが、久多側に降りる道が判然とせず、「中腹に広い水平道が現われるが、ある地点で忽然と消えてしまう」ので、皆さん古道探しにやっきになっている。これはおもしろい。さらに、丹波越を越えてもやっぱりそこは愛宕(おたぎ)郡で山城ではないのか?愛宕郡は丹波なの?。丹波越えの尾根を越えたところが丹波だとしたら、その北にある三国岳とはなんの三国境?疑問点満載であり、そこを歩くのがおもしろいのだ。
 実を言うと、心配事がある。数日前から右足のつけ根が何かの表示にキクッとして力が入らないことがある。昨年、足がつって(しびれて)小辺路を初日でリタイアしたという前科がある。これが再発したら厳しい峠越えは無理だ。その場合は、丹波越え、三国岳は省略して、遠敷―針畑越(根来越)―針畑谷-桑原-久多下の町―オグロ坂-八丁平-尾越-大見-大見尾根-花背峠-鞍馬とし、途中でのエスケープも考える。

こういうことでいざ出発

その前に参考文献(WEBも含む)をあげておく。
1)『百年前の山を旅する』(東京新聞)服部文祥著
2)京都北部の山々、金久昌業 著、創元社 昭和48年3月10日発行 初版
3)近江の峠、伏木貞三 著、白河書院 昭和47年4月10日発行 初版
4)大文字を食べる;http://blogs.yahoo.co.jp/yasudaimonji/folder/1205420.html?m=l

■7回シリーズ
1.遠敷谷:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
2.根来里:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-193.html
3.針畑越:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-194.html
4.針畑越下り:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-195.html
5.針畑谷:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-196.html
6:オグロ坂越:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-197.html
7.大見尾根:http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-198.html

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