新美南吉

2011年9月16日 (金)

東海道ウォーク 岡崎-知立(4) 【里町-八橋】

2010年12月6日(月)


 

■踏分の森はるか(10:55)
まっすぐ歩きます。歩きながら、ここをどういう風に呼んだらいいのか?考えていますが・・・とりあえずタイトルは里町にしておきました。
鉄塔の道まで来て左折して振り返って踏分の森を見ながら歩きます。

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■ピットイン(10:56-11:10)
歩くまでは田んぼの真中にハイカラな名前の喫茶店があるもんだ、と思っていました。考えると、三菱自動車の工場は近くにあるし、周囲は部品工場がたくさんあるんでした。ピットインという名前も頷けるところです。ここで15分休憩。お昼前というにに、かなりはやっていました。

■内外神明社(11:15)
当初喫茶店から西北にまっすぐ行こうと思っていたんですが、南にこんもりとした森が見えてきたので寄ってみることにしました。

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例によって裏からです。行ってみましたが、情報全然ありません。神明社というからには、伊勢神宮内宮を総本社する神社でしょう。祭神は天照大神。違うかな?神社本庁によると神明社(神明神社も含めて)日本全国に約5千社あるとされています。
神社の裏は一面の田んぼです。

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■証文山
途中水路を渡ります。橋まで若干の迂回。このあたりまで第一岡崎海軍航空隊の敷地がありました。すぐ先が里町で、見覚えのある歩道橋が見えてきました。

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 このあたり証文山という地名になっています。すぐ近くにも、壱斗山、大道山、二番山、屋敷山、愚通山など。見渡しても山らしい山はありません。謎。
不乗森神社前にあった鎌倉街道の案内図によると、これから通る明治用水本流と東山(東山中学校のあたり)の間に「大道山」と大きく書かれており、丘陵でもあったのかと思って、前はこんなことを考えましたが、それ以上情報がありません。
http://walkin.way-nifty.com/walkin/2010/10/post-6745.html

■明治用水(11:25)
明治用水、東井筋(中井筋が分かれるまでは本流か)です。用水は暗渠になって気持のよい遊歩道、サイクリング道になっています。ここは2回目ですが、なんだかホッとします。

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あとで地図を見たら、旧東海道はすぐそこで、正面の森は明治川神社のもののようです。
明治用水に関するリンク
http://www.library.city.anjo.aichi.jp/kyoudo/kyoudo41.html
http://www48.tok2.com/home/yamabiko/togarihp/meijiyousui.html
http://www.midorinet-meiji.jp/

■梨畑
あまりに気持がよいので3枚アップ。梨畑の向うに見える森は踏分の森です。案外近かった。

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-梨-

小川の底を梨が
ころがって来た
吉沢梨園からか
もっと川上の今村あたりの
梨畑からか
瞑虫駆除につかれて
小さいどんどんのそばに
かがんでゐると
冷たい水の底を
丸いのがころがって来た

(詩 昭和17年10月5日 新美南吉)
http://www.library.city.anjo.aichi.jp/kyoudo/nan01013.html

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■果樹の里(11:30)
道路、田んぼを横切って不乗森を目指します。たわわに実っているのはゆずでしょうか?道の向うにはまた梨畑が広がっています。まさに果樹の里。

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■東山中学校(11:34)
不乗森神社でみた鎌倉街道の案内図ではこの学校の右(東)を旧い鎌倉街道、西側を江戸時代の鎌倉街道が通っていたとありました。ボクが今回歩いたのは、江戸時代の鎌倉街道に近い道です(道はもうありませんけど)

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■宮橋(11:45)
里町の住宅街を抜けていきます。普通の住宅街でした。地図では猿渡川のそばに「七曲り」という地名があるんですが、何か街道の名残でもあるんかと思っていたら、ここも普通の住宅地でした。
猿渡川にかかる橋は宮橋で、ここは鎌倉街道の宮橋の跡地とされているところです。

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■金木犀の街路樹(11:50)
多分金木犀だと思うんですが、見事な街路樹です。こんな街路樹見たことありません!

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■今池(11:54)
今池というところですが、左の森(竹薮)が不乗森神社の森です。今回は行きませんが、高貴な御方もここで馬を下りて通過したので不乗森(神社)と言われています。しかしこれは明治以降のことで、昔は、駄野森山王宮と言っていたようです。
http://norazunomori.com/

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■犬走りの鎌倉街道跡(11:56)
まっすぐ行って少し右(北)にいくと看板がありました。前回この道が気になっていたが行かなかったのでした。家と裏手の畑の間の犬走りのようなところを通っていたようです。
家を建てるには絶好の場所のようですが、このままにしといてほしいな。

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■不乗森石碑(11:59)
少し南に戻った辻にはお地蔵さん、不乗森の石碑、さらに縄文ニタ股遺跡の石標があります。左手に進みます。

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■里町森の集落(12:05)
以前にも通った所ですが、なかなかいい感じ。

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■一直線
・・・と思っていたらすぐに通り過ぎました。

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ここをまっすぐ行きます。遠くにみえるのは、もう八橋の無量寿寺の森です。
途中で水路を渡ります。左手(南西)ですが、安城市街が見えます。ということ右手の森は御鍬神社の森か。
路傍のこの石はなんや?

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■明治用水西井筋(12:09)
再び明治用水ですが、ここは西井筋。ここから知立に入ります。
ここもお気に入りの道です。何回きてもいい。しかし、春~初夏がいいかも。

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■八橋(12:10)
無量寿寺の森が見えてきました。とりあえず寄っていきます。

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 鎌倉街道のあったらしい場所を歩いてきました。もちろん当時(江戸期以前)の面影はなく一面の田んぼ(畑)でしたが、当時は薮に覆われた低い丘陵を縫って一本の細い道が通っている、恐ろしく寂しい所だったのではないか、旅人は岡崎から矢作川を渡って、熊野神社辺りからは、時々見える鎮守の森を目当てに、走るように八橋、知立へ向かったのではないか・・・そんな感慨を持ちました。


【本日のマップ】

より大きな地図で 東海道ウォーク 岡崎-知立 を表示

つづく

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