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2009年6月18日 (木)

細切れ道草・高野街道(2) 天見-紀見峠

2009年5月15日 



【豊かな山村】

 河内天見の駅からも遊歩道が続いていますが、旧道を目指して、出合ノ辻でいったん国道に入ります(11:31)。たこ焼きが気になりますが・・・
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 まもなく山側に入る小道が分岐し,ここが天見の古街道のようです。おお、これはすばらしい。気持の良い道が続きます。が,ほんの5-6分で終了。
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 この街道筋の石垣の上にあるお屋敷、これはすごいです。大きさもですが、その土塀の朽ちようがまたなかなかよろし。
P1070786P1070789P1070791 ここから国道を渡って、島の谷の信号から分かれた街道を行きます。(11:38)。天見は静かな山村です。正面のお家はすごいお屋敷でした。先程のお屋敷といい,山村とはいえ,立 派なお家が多いです。豊かな村という感じがします。

 坂を登っていくと,遊歩道に合流します(11:44)。遊歩道がここで終りなのは,南海電鉄はここから先は紀見峠の長いトンネルに入るのです。今の線路はこのすぐ下をトンネルで通っていますが,この出合いのところはトンネルの切れ目でした。ちょうど難波行き特急が通っていきました(11:50)。
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 すぐ傍には蟹井神社というのがあり,登ってみました。結構大きな神社でしたがひっそりとしていました。天喜2年(1054年)創建と伝えられ,祭神は神武天皇,応神天皇,神功皇后です。何度も焼失しているようです。
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 このあたりが天見の集落の終りのようです。東の谷に道が続いていて、この奥に島の谷の集落があるようです。

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 12:05、街道に復帰しました。ここからトンネルの手前までは歩道がついている ので楽です。数分で古い変電所にきました。この街道を歩く街道ウォーカーさんたちのサイトには必ずといっていいほど写真が載っているアレです。なるほど、絵にはなります。P1070819           

 12:13、旧国道との分岐にきました。今の国道はこれから紀見峠のトンネルをくぐります。旧国道は右に折れて谷を回ってきてからトンネル上のコルを越えていきます。しかし、そこが峠でなく峠の入口。本物に峠はまだまだ先のようです。旧街道は・・・・・分かりません。地図を見ているとトンネルのある正面の谷はそう急峻でなく、沢沿いに行けそうな感じはします。P1070826trim

 トンネルの上には「橋本の柿 味は日本一」という大きな看板が。そうか柿の名産地ですね。
 歩行者は旧国道を登っていきますが、分岐には山野草の移動販売車がきていました。その向こうには小さなお店(これも臨時売店?)がありまして、果物を売っているようでした。さて、旬の果物は?

 

【イタドリの道】
 旧国道はトンネル入口の上を通ります。そうか、橋本は世界遺産の玄関口でもあるんですね。この道は広いうえに、あまり急でもなく何も通らないので、まことに気持のよい道です。

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 まれに山菜採りの車が通るくらいでした。2台出合いましたが、何を採るんでしょう。見たところ、ワラビやぜんまいは既に峠を越しています。イタドリもありましたが、これも大半はトウが立っている。

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 イタドリは漬物や佃煮にするとおいしいです。そのままでも食べられますが酸っぱい。子供のころは春になると山に入ってこれを取って食べるのが楽しみでした。おやつ。ただし食べ過ぎるとお腹が痛くなります。たしか蓚酸が入っているんだったか?なので、料理する場合でもあく抜きが必要です。縄文食の一つかと思います。
 茎は中空になっていて、若いものはポキンと小気味良く折れます。写真のものはもうい大きすぎます。子供のころ、「茎の中には子蛇が入っているのがある」といってさんざん脅されました。が、そんなハズはない。食べ過ぎるなという戒めだったんでしょう。
 イナカにに帰るたびにこの佃煮を作ってもらったお隣のSさんも今年亡くなってしまいました・・・イタドリを見るたびに思い出します。
 小さめのもの折って、皮をむいて久しぶりにかじってみました。コリっとした食感ですが、思い出しながらこの文章を書いていると口にツバがあふれてきました。

 坂は谷をぐるっとまわりながら、ゆったりと登っていきます。崖のところどころにこんな巣箱みたいなものが?あちこちにあります。何かの道具箱かとその時は思いましたが、それにしてはたくさんあります。あとで調べてみると、蜜蜂の巣箱なんだそうです。ほんまかいなと思いますが・・・ハチたちはいったいなんの蜜をねらうんでしょうか?そばにウツギ(?)の花は咲いていましたが、これでは少ないだろうし・・・・

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 ウツギとはウノハナですね。「うーのはなーの香う垣根に、ホートトギース今も来鳴きて・・・」というあの花です。空木と書きますが、枝の髄が中空のために名づけられているとか。ウノハナとは卯の花で、卯月に花が咲くからとも言われているようです。楊枝にするらしいですが、そうそう、天見は楊枝の産地でもあったんです。夏は来ぬ。
 このあたりは沢も源頭になり、ほんの数にわずかながら水が流れています。十分登ってこれる沢ですが、ブッシュです。多分、旧街道はこの沢を上ってきたのではないかと思います。

【紀見峠】

 そうこうするうちにダイヤモンドトレイルの道標が見えてきました(12:36)。

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 ダイヤモンドトレイルは、和泉市の槙尾山施福寺-岩湧山-紀見峠-葛城山脈ー金剛山-葛城山-二上山-香芝市・屯鶴峯までをむすぶ総延長45~50kmの長大な縦走路です(自然歩道か)。長さは六甲全山縦走に匹敵し、それよりアップダウンは激しいと思います。六甲よりも親しみを感じます。六甲は都会ですから・・・

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 実はここは部分的に歩いているんです、紀見峠から葛城山を経て御所まで。ダイヤモンドトレイルという名称の始まる前か、始まったころのお話しです。しかし、もう全然記憶がありません。前に書いた富田林の先輩の家にお邪魔してから、天見から歩いてどこかの集落を過ぎて山に入ったところでテントを張った記憶はあるんですが、この分岐まで来たのかどうか?それが記憶にありません。今現地にきてもで す。道はこんなだったかなあ、杉林の中の快適な道は覚えています。一番記憶に残っているのは久留野峠です。ここも杉林の中の静かな峠で、谷からさっと涼しい風が吹いてきたのを覚えています。ここで高野街道と交差してるんですね。もう少し先に行くと岩湧山への分岐がありました。

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 ここまでくると紀見峠はもう目と鼻の先です。12:40峠着。
P1070864P1070866P1070867 いろんな道標、標柱が 建っています。府県境の標柱もだいぶ省略していますね。とりあえず、可とします。

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 びっくりしたことに、峠のさらに上の高台に民家がありました。400mはあると思うんですが、さすがに紀の国、そんなに寒くはないようです。
  旧街道の峠は看板の後ろの坂を登ったところにあります。明るい峠です。六里石、岡潔生誕の地、後ろの看板は峠松の説明板でした。ここにも民家があります。岡潔というのは明治あたりの歴史上の人物かと思ったら最近の人なんですね。数学者。
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 やれやれ、やっとひと仕事終えた感じです。が、橋本まで 9kmというので、5分く らいの休憩として歩きはじめました。

 

(つづく)

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